肩こりに効くつぼのマッサージ
普段の生活や仕事の中で立ったり座ったり、 あるいは仕事などで立ちっぱなしや座りっぱなしなど、 皆さん体の中で実は一番使われているのが腰です。
日常の動作の中で腰の筋肉は緊張していることが多く、 その緊張の繰り返しによって疲れや腰のだるさ、痛みなどが発生します。 そんな腰の負担や筋肉の緊張をきちんとマッサージなどでケアし、 疲れを溜めない事、痛みやだるさを放置しない事が、非常に大切です。
しかし毎日マッサージや施術に通うのもなかなか難しいですから、 ここでは自分一人でも行う事ができるつぼのマッサージ方法、 特に腰痛や腰の疲れに効き目のあるツボのご紹介をさせていただきます。
つぼの名称とその効果
大腸兪(だいちょうゆ)
ベルトの高さで腰骨から左右それぞれ 指2本分離れた位置にあります。 ⇒お腹の緩い時や下痢の際にも効果があります。
腎兪(じんゆ)
両手の親指を前にしておへその高さで腰に手を当て構えます。 親指以外の4本の指を後ろに手のひらを上に向けるイメージで構えます。
この時に中指が当たる部分が腎兪にあたります。 ⇒腰が重かったり、足のだるさに効果的です。
命門(めいもん)
いわゆる腰の中心部にあり、 イメージとしては「おへそのちょうど真反対側」にあります。
背骨の上にあり刺激しにくいですが、指を2本並べて軽く刺激します。 ⇒気血(生気と血液)の流れを整え、体力・気力の増強につながります。
志室(ししつ)
両手の親指を後ろにしおへその高さで腰に手を構えます。 イメージとして腎兪とは逆の構えになります。
残り4本の指は前にし、ちょうどこの時親指が当たる位置に志室があります。 ⇒腰の痛みに効きやすく、体全体のだるさ軽減にもつながります。
殷門(いんもん)
坐骨神経に通じているツボで、 おしりと膝裏を結んだちょうど真ん中あたりにあります。 ⇒坐骨神経痛の人はココを圧迫すると痛みます。 圧迫のし過ぎは逆効果なので軽めに圧迫します。
帯脈(たいみゃく)
おへそから真横にたどっていき、 体のちょうど真横にあたる位置に帯脈があります。 ⇒便秘や下痢に効きめがあり、新陳代謝の活発にもつながります。
「ちょっと疲れたな~」「体が重いな」と感じた時など、 上記のツボを軽く刺激をしてあげると効果的ですよ。